誰が「おじさん」を作ったのか

  • 2016.02.14 Sunday
  • 23:54
仕送りをもらわずに美大に通っていたとき、そしてまた、勤めていた会社が倒産したとき、カラオケスナックやら、なんやらでバイトしていました。

水割り作りながら、たくさんのおじさんの話を聞いたり、おじさんを笑わせたり、励ましたり、元気づけたりしていました。
おじさんから、なんども「吉本入れ!」と言われました。むりですけど、それなりにウケてたんだな♡と嬉しく思います。


おじさんという生き物は、お店に自ら足を運んでおられるはずなのに、普通に話しかけてもそっぽを向いてしまい、こちらが全力でおじさんを褒めたり、おじさんが好きそうな話題を探りだし、それが当たると、ようやく気をゆるしてくれるのでした。

おじさんは、ひとしきり自分の話をすると、ふと私の存在に気付き、
「君は、一体どうしてここで働いているの?」
「将来何になりたいの?」
といったような質問を投げかけてくるのでした。

私は、美大に通っていたときは、私は写真作品や、映画をつくってたので、作品をつくり続けながら生きていくことが夢だったし、

また、倒産してしまった会社では「日本人の幸せな暮らしを提案するようなメディアがつくりたい」と思っていたので、そんなことを伝えると、

さっきまで気をゆるしていたおじさんの顔はさっとこわばり、キビシイ口調で、大体言われるのでした。

「それをやりたい人はいっぱいいる。どうやってお金にするつもりなの?できると思ってるの?無理だよ。」

まぁ、そんなことでした。

「なんで私のことぜんぜん知らない おじさんに、こんなこと言われないといけないんだろう。話すんじゃなかった!」
「自分ができないからって、一緒にしないでよ!」

などと思っていました。

おじさんの言葉に傷つきながらも感じたことは、

おじさんというのは、日々、会社でお得意さんや上司の顔色を伺い、契約を取り付けるために必死になってみたり、気をつかったり、気をすり減らし、
企画書を作れば「売上の見込みは?失敗したらどうするつもりか?」とキビシク問い詰められ、きっとそういう毎日を送っているということなのだろうと、だから、人にも同じことをするのだと、。

おじさんという生物は、半分は周りの環境が生み出すものなのだな、と思いました。

一生懸命生きているのに、イマイチ幸せを感じられないおじさん。
「幸せ」って言葉を口にすると、
「そもそも、幸せとはどういう状態のことを言っているの?」
などと、口にしてしまうおじさん。
幸せを求めているけど、うまくいかず、傷ついてしまったおじさん。
なんだか、かわいそうなおじさん・・・。


ただ、全員が全員こういったおじさんってわけではなくて、

たまに「それは素晴らしいね!応援しているからね!」などと言ってくれるおじさんもいるのでした。

自分自身が夢を叶えて幸せを感じているおじさんか、私のことを一人の人間として尊重してくれるおじさん。

こういうおじさんは、自分のビジョンをベースにしながら、社会との接点や、人との関係を構築し、おじさん自身が自尊心で満たされていたのだと思います。

どちらも、半分は社会が、半分はご自身が生み出しているのは紛れもない事実だと思いますが、「社会」と「自分自身」のどちらを土台にするかで、結果出来上がってくる像が大きく違ってしまうように感じました。



右の「ふつうのおじさん」が左の「幸せなおじさん」に変化するには、やはり、本当の自分が望んでいるものが何なのか、その上に自分が積み上げてきたものが一体何なのか、振り返ることから始まるのだろうと思います。

「一生懸命やってきたこと」「努力したこと」「苦しいけどがんばったこと「辛かったこと」などは、すべて本当のことだと思うので、それを否定する必要はなく。ただ、イマイチ幸せで満たされてるかんじがしないのであれば、やっぱり自分自身のあり方ややり方を変える必要はあると思うのでした。

ただ。

こういうおじさんは、長らく物質的な、金銭的な価値観の中にい過ぎたせいだと思うけど、「ビジョン」とかって言葉を出すと、借り物のビジョン(メディアの発信、すでにこの世の中に存在し、社会的に良いと評価されているもの)を持ち出すし、
「潜在意識が求めているもの」とか「生きている意味」とか「心の奥底で、本当に自分が求めているもの」とか言うと
「宗教くさい」「スピリチュアル的な怪しい匂いがする」と言って拒否反応を示されるので、なかなかむずかしいです。

私も、おじさん(もしくは、おじさん的な人)の言葉には随分傷ついてきたので、

こういうおじさんを目の前にするとサッと拒否反応が出て、
「できるなら関わりたくない」って思ってしまうのですが、
避けても、避けても、あらわれるおじさん。

日本が幸せになるためには、おじさんパワーは欠かせないと思うので、今後はどうにかおじさんを説得できる術を身に付けたいと思います。

おじさんに負けるな、私。


「おじさん」の半分は社会が、もう半分はおじさん自身がつくっている。
そして社会に変えるには、「幸せなおじさん」の力が必要!

そして、「ふつうのおじさん」から「幸せなおじさん」に変化することは、おじさんにとっても幸せなことだと思う。
おじさんが「本当の自分」と向き合いたくなるような、そのベネフィットを、どういう言葉で、どういう順序で説明するのか。

がんばれ、私!

ない頭をこねくりまわすんだー! 

・・・っていうか、「社会を変える」とかは、大きすぎて、積極的に取り組みたいとは思っていないのだけど、自分も含めて、みんなが幸せだったらいいな♡って、単純に思います。 


ハッピーバレンタイン〜♡
 

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